2023年1月号 源四郎のこばなし

今月号のこばなし

  • 今月の福山新田
  • 雪下ろしについて
  • お米一粒から収穫できる量

※ 紙面でご覧になりたい方はコチラから

今月の福山新田

明けましておめでとうございます。

源四郎のこばなしを発行してからというもの、早いもので、もう丸一年となりました。本年も、皆様のお役にたてる情報や生産者がより身近に感じられるような内容を目指し配信してゆければと思います。まだまだ拙い文章ではありますが、読んでいただけると嬉しいです。それでは、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

さて、今年の積雪は12月の中旬にドカンと降り一時は2m80cmほどにもなりましたが今では収まり、現時点での積雪はちょうど2mほどといったところ。

今年の天気は一時にたくさん降ったな、と思えば2〜3日は全く降らなかったり、雪ではなく雨が降るので例年のこの時期より少なめです。集落の方も1月に雨が降ることは珍しいようで、不思議がっていました。これも温暖化の影響でしょうか?

掲載している写真は、新年初めの行事である塞の神です。昨年に引き続き、今年も天候に恵まれ(前日と午後は雪でした)、風が強く吹くことはなく長く燃えて、煙も高く上がっていたように思います。

雪下ろしについて

新年一番目でネタが思い浮かばずコラム2本となり申し訳ないです。前ページにも書きましたが、今年の雪は例年よりも少ないような気がしています。と言いつつ流石の豪雪地帯。今年の屋根の雪掘りもすでに4回ほどやりました。

最近では雪が溜まると滑り落ちる自然落という屋根の作りになっていることがほとんどですが、昔ながらの家の多い福山新田には、まだまだ雪下ろしの必要なところが多いです。

そんな福山新田のある上条地区には除雪組合という組織があり、高齢などで屋根の雪下ろしができなくなった世帯の雪下ろしを任されています。利用される方は状況に応じて、委託料の何割かが補助されるという仕組み。各家庭で大体ワンシーズンで少ない人で3回、多い人で8回ほどの雪下ろしを行っています。なかなかに骨の折れる雪下ろし作業ですが、このような組織は助け合いの必要な雪国ならではのものだなと感じています。

お米一粒から収穫できる量

コラム2本目として苗箱一つからできるお米の量について解説します。

お米は右上の写真のような苗の状態から田んぼに植え、成長すると右下のように黄金色になり、お米として収穫できます。この苗箱一枚あたり、さらには、元々の種籾1個あたり、どれほどのお米ができるのか、解説していこうかと思います。

これは冬の間に来年度の肥料設計をしている中、ふと疑問に思ったので今回記事にしてみました。しばしお付き合いください笑

田んぼの形や条件にもよりますが、昨年の私が作付けした田んぼは以下のような数値でした。(1反:1000㎡ 100m×10mほど)

田んぼ1反あたりの収量⇨約7俵(420kg)
田んぼ1反あたりの苗箱の量⇨20枚
苗箱1枚あたりに必要な種モミ⇨150g
種モミ(米粒)の1粒あたりの重量⇨0.03g

これらを計算していくと、以下のようになります。

・苗箱1枚あたりから採れるお米の量⇨21kg

・種モミ1粒あたりから採れるお米の量⇨4.2g(140粒)

興味のある方は少ないかと思いますが、1粒のお米が140粒になるんだ!と個人的には驚きました。地味な内容ですが、こちらからは以上です。

最後に

源四郎のお米は以下の購入ページでご購入いただけます。魚沼の山の中で作ったお米、どうぞお楽しみください。

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