2022年5月号 源四郎のこばなし

今月号のこばなし

  • 今月の米づくり

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今月の米づくり

5月。米づくりの中で最も忙しい季節がやってまいりました。福山新田は雪解けが遅いため、雪が溶けてからの作業が急ピッチで進められます。主な作業内容としては、育苗、田んぼ治し、肥料まき、あらぶち、代かき、田植えになります。

これらの作業を順に、時には同時並行して田植えまで突っ走ります!なので毎日が時間との勝負。私の場合、まだまだ段取りが甘いので時間がドンドンなくなってしまいます…。今月のお米のご発送が遅れてしまった方につきましては、誠に申し訳ございません。

育苗

それぞれの作業について、今年の作業の様子と共にお伝えします。まずは、育苗。すじまき(お米の種まき)をした苗を植えられるようになるまで育てます。

具体的には、朝昼の水やりと、ハウス内の温度管理になります。

右の写真は苗を太くするため、塩ビ管を苗の上で転がし、苗にストレスを与えています。

田んぼ直し

冬の間、雪やモグラなどの動物に壊されてしまった、アゼを本格的な田んぼ作業の前に治します。今年はアゼが大きく壊れた箇所はなかったので、モグラに穴を開けられたところを見つける度に直しました。

肥料まき

源四郎のお米では、元肥は田植えと同時にまくので、主には土壌改良を目的とした肥料をまきます。今年は、トラクターにつけて肥料をまくものを貸していただいたので、使ってみましたが驚くほど楽に肥料をまけました!1年の中でトップを争うキツい作業が難なく終わってしまったので、若干の肩透かし感はあるものの借りれてよかった!(これは欲しくなってしまう…)

田起こし

トラクターで田んぼの土をかき混ぜる作業です。魚沼では「あらぶち」「ぶちかき」と言われています。まいた肥料を土に混ぜ込んだり、土を乾かすことで地力を上げる効果がありします。また、深く田起こしすることで、田んぼの水持ちを良くする効果もあるんだとか。ゆーっくりトラクターで耕うんしていくので、時間はかかりますが、のんびりとできて、個人的には好きな作業です笑

代かき

田植え前、最後の作業です。田おこしで乾いた土を、苗が植えられるトロトロの状態にしていきます。

また、苗を植えてから水の管理がしやすいように、均一に田んぼをならさないとなんですが、これが難しい…。今年も努力はしましたが、とても平らとは言えない田んぼとなりました。

右の写真のような状態だと、田植え後に水をたくさん入れると、深いところでは稲が水に埋まってしまい、育ってくれなくなるので、水の管理がしづらいです。

田植え

怒涛のような春作業を終え、ようやく田植え。
使う予定の田植え機のエンジンをかけてみたら、エンストしまくるというトラブル発生!始まって早々ピンチです。集落の方から、田植え機を貸してもらい、なんとか今年も無事植えられました。

今月は色々な作業があったので「今月の米づくり」のみとなってしまいました。また次回より「お米の豆知識」なども掲載していくので、引き続きよろしくお願いします!

まとめ

いよいよ本格的な農作業が始まりました。個人的には、春が米づくりで最も忙しい季節。
田植えが終わると、ふっと力が抜けます。気を引き締め直して、米作りに邁進します!

ちなみに、源四郎のお米は以下よりお買い求めいただけます。ご購入お待ちしています。

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