2022年10月号 源四郎のこばなし

源四郎のこばなし10月号

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  • 今月の福山新田
  • 今月の米づくり
  • お米の豆知識「新米について」

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※ 紙面でご覧になりたい方はコチラから

目次

今月の福山新田

インタビューの様子

10月になってもまだまだ稲刈りシーズン真っ只中の福山新田です。今年の稲刈りは10月初旬で無事刈りあげることができました!

稲刈りが終わってすぐ、昭和女子大学の4年生が卒業論文のテーマで地方移住をした若者を取材したいとのことで、福山新田まで来てもらいました。昭和女子大学と福山新田は数年前より交流があり、最近ではコロナ禍で行き来はできていなかったものの、ようやく今回のような交流ができるようになりました。

実は福山新田には、移住者が10名ほどおり高齢化の進む魚沼市では、かなり特殊な集落です。移住者の年齢的には30〜40代が多く、集落内のキャンプ場の管理人や炭焼き職人など各々が色々な仕事についています。

今回来た学生さんも、移住したきっかけや経緯、今している仕事など様々なことを聞かれていました。改めて移住者の人の話を聞いてみるとやはり、ほとんどの方は景観に惹かれて来た方が多かったです。

福山新田は、山の上の集落でありながら、盆地のような地形をしているので、開けており、個人的にもとても綺麗な集落だなと感じます。今回のように大学生など、集落の外の人との交流があると、こちらも新しい発見があるので、面白いです。

今後もこのような外部との交流などはあった際は、このこばなしにも載せてゆければなと思います。

今月の米づくり

今月の米づくりは、いよいよ稲刈りです。

稲刈り

稲刈りの様子

今月の米づくりで、書いていた今年の米づくりもいよいよ大詰め、稲刈りです。

自分の稲刈りは10月4日で刈り上げとなりました!稲刈り直前の台風で稲の倒伏や田んぼが柔らかくないか心配していましたが、刈ってみると案外、苦労することはなく、快適に刈ることができました。

これも今年から思い切って導入したコンバイン(上の写真)のおかげかなと思います。このコンバインは小さいので、多少田んぼが緩くても問題なく歩けるので、湿田の多い福山新田では、これからも重宝しそうです。

乾燥・調整

新米

コンバインで刈った稲は乾燥機と呼ばれる籾を乾燥させる機械で乾燥させます。この次の工程で籾殻をむいて玄米にする(籾摺り)のですが、刈ったままの籾だと水分が多く籾殻むけません。なので、乾燥機で適切な水分になるまで乾燥させます。

通常、農協などへ出荷するお米は保管時にカビが生える可能性があるため、水分量を15%以下にするのですが、私のお米は雪室で保管しているので、17%ほどの乾燥にしています。お米の水分量は、多いほどモチモチ、ふっくらとした食感になるので、できるだけ水分を残して乾燥させています。

乾燥、調整、袋詰めが終わると、源四郎のお米では、ご予約いただいた分の初回発送分のお米を残し、残りは雪室で保管しています。なので11月以降の発送分については雪室で保管したお米になります。

新米について

今月号のお米の豆知識では新米の特徴や、新米の美味しい食べ方について、個人的な意見を多分に含んで書いていきたいと思います。それは違う!などありましたらご意見いただけると嬉しいです。

新米ってどんなお米?

まずは、新米の定義について解説します。10月に刈ったお米はその年の12月31日までに食べたお米が新米と言われています。

私が思う新米の特徴としては、香りが強い!です。個人的には新米はおかずがなくても充分食べられるなと感じています。また、年内のお米は水分がほとんど乾燥時のままなので、炊飯器の設定通りにお米を炊くと、柔らかめになってしまうように思います。個人的には気持ち少なめ(目盛り線の0.25号下)くらいが丁度美味しく炊けています。

新米のおすすめの食べ方

これもあくまで個人的な見解で恐縮ですが、一番美味しい新米の食べ方は塩おにぎりかなと思います。

お米本来の香りや甘味が塩で際立ち、熱々でも美味しいし、半日ほどして冷めてからも、充分に甘みを味わえる、最強の食べ方だと思っています。また、卵かけご飯もおすすめです。個人的には醤油で食べるのではなく、白だしを薄めず、少しかけて食べると何杯でも食べれる気がしてきます。

あとはやはり神楽南蛮味噌も欠かせませんね。っと挙げるとキリがないのでここら辺にしておきますが、味が濃すぎないシンプルなものであれば、基本的には新米の味が際立ち何でも美味しく食べれるかと思っています!

最後に

源四郎のお米は以下の購入ページでご購入いただけます。魚沼の山の中で作ったお米、どうぞお楽しみください。

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この記事を書いた人

米所として知られる新潟県魚沼市で「源四郎のお米」(魚沼産コシヒカリ)を育て販売しています。四季の移り変わりが美しい、この地で自然の恵みに感謝しつつ、向き合うことの大変さを実感しながら生活しています。

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