- 精米って色々種類があるけど、違いはなに?
- 上白米と無洗米の違いがわかない
- 精米方法によって栄養価が違うってほんと?
意外と奥深い精米の世界。精米方法の違いを知っているだけでお米の楽しみ方が格段に広がります。毎日、お米と向き合っている米農家の私が精米の種類について徹底解説します。
精米とは

精米の種類について解説する前に、まずは精米そのものについて解説します。
精米とは:玄米から糠(ぬか)層を取り除き白米にする作業
お米の断面図を図で表すと上の図のようになります。ぬか層を削り白米にしていくのが精米という作業。ぬか層の削り具合により「3分づき」「7分づき」のように分類されます。(3分づきはぬか層を3割削ったもの)
「〜分づき」の数値が上がるほど白米に近づきます。図で表すと以下のようになります。

ちなみにお米は精米した時点から、表面が酸化して鮮度が落ちます。精米して日が浅いほど新鮮なお米、と言えます。
できるだけお米の鮮度を保つ、最適な保存方法については以下の記事で解説しています。
玄米、分つき米、標準、上白の精米方法の違い

それでは、精米の種類による違いについて、様々な角度から解説します。
・見た目の違い
・味の違い
・栄養価の違い
見た目の違い

このように、それぞれの精米具合毎に色が少しづつ変わります。白米に近づくほど白くなるイメージです。
上白や無洗米については白米を更に削ったものなので、色味はほとんど変わりません。
味の違い
続いて、味の違いです。味については、個人差があるので私の独断と偏見で以下の精米具合についてそれぞれ解説します。皆さんが気になる部分だと思うので特に詳しく解説しています。
・白米(標準)
・玄米
・3分、5分、7分精米(3分、5分、7分づき)
・上白
白米(標準)
皆さんが最も多く食べているであろうお米が白米。精米機だと「標準」と表記されています。

色々と試してきて改めて思いますが、やっぱり白米が一番美味しい!
特にご要望がなければ「源四郎のお米」では白米をお送りしています。白米での精米方法がコシヒカリ特有の粘り、甘みが存分に引き出されていると感じます。
白米を今よりもっと美味しく食べたい!という方にオススメなのが以下の記事。私もこの炊飯方法を試してみて、ビックリするくらい美味しくなったので皆さんにも胸を張ってオススメします。
玄米
全く、精米していない状態が玄米。次項で比較しますが、ぬかの部分を一切削っていないので白米と比べて栄養価が高いです。
ですが、どうしても玄米はボソボソとして食べづらい、という印象です。
玄米食が気になるけど、お米の味も楽しみたい!という方にオススメなのが、玄米と白米のハーフ&ハーフで食べる方法です。この時、手間ですが玄米のみ2時間ほど水に浸してください。玄米の食べづらさを白米がカバーして美味しく食べられます。
玄米食は栄養があるだけでなく、血糖値の上昇も抑えられるので、健康志向の方にはオススメです!
3分、5分、7分精米(3分、5分、7分づき)
玄米から糠(ぬか)を削った状態です。「〜分づき」の〜は糠(ぬか)を削った割合にあたります。例えば7分づきは玄米から糠を7 割取り除いた状態を意味します。
数字が少ないほど玄米に近づくので、その分栄養価は高くなりますが、食べづらさは増します。「7分づき」だと玄米感は薄れ白米に近くなるので、玄米初心者にオススメです!
玄米や分づき米でお米を炊く際の注意点としては長時間炊飯器で保温するとぬか臭くなるので、炊飯が終わったらすぐにラップ等で包んで冷凍庫に入れることをオススメします。
また白米と比較して吸水に時間がかかるので、玄米と同様に少なくとも1〜2時間は水に浸してから炊飯することで、ふっくら美味しく食べることができます。
上白
上白は白米を更に削り、より白くしたのが上白です。
正直申しまして、お米が白くなる(炊き上がりはピカピカ)だけで味は、お米本来の旨味が損なわれているように感じます。(あくまで個人の感想)
白米より余計に削る分、お米の粒は小さくなるし量も少なくなるのでオススメしません。よほど白いお米が食べたい!というのでなければ白米でOKです。
栄養価の違い
玄米と白米の栄養価の違いは以下になります。


ビタミンB1が5倍、ビタミンEが6倍など、確かに玄米の方が明らかに多くの栄養素が含まれていることがわかります。
その他にも、食後の血糖値の上昇も玄米の方が少ないです。ただし、白米と異なり玄米は消化しづらい為、食べすぎると消化不良を引き起こす場合もあるので注意しましょう。
分つき米の栄養価はどうか
分つき米の栄養価はというと、精米器により削り具合にバラつきがあるので統計的なデータはないですが、栄養素ごとに上記の表より算出できます。
例えば、7分つきの「カリウム」では、以下のようになります。
「(230-88)×3/10+88=約130ml」
(栄養価の差分×分つきの割合+白米の栄養価)
番外編:無洗米について


無洗米は通常の精米の過程で取り除けない「肌ぬか」(上の図)を取り除いたものを言います。白米や玄米は「肌ぬか」を落とすためにお米を研ぐ(洗う)必要があります。
無洗米は手間がかからないものの、肌ぬかを削るのと一緒にお米の「うまみ層」も削ってしまうので、一般的に白米より味が落ちるだけでなく、米粒も白米より小さくなります。
手間をとるか、美味しさをとるか悩ましいところですが、農家としてはお米本来の味やうまみが感じられる白米を食べてほしい、というのが正直な気持ちです。
新鮮なお米を自宅で楽しみたいなら、家庭用精米機がオススメ!
通常お米を購入すると、精米した状態で届きますよね?ですが、玄米で購入しても自宅で手軽に精米できるのが家庭用精米器。
家庭用精米器を導入することのメリットはたくさんあります。自分自身も早く買っておけば良かったと後悔しているほど。本項では家庭用精米器を導入することのメリットについて解説します。
家庭用精米器を導入することのメリット
・新鮮なお米を毎日楽しめる。
・自分好みの精米度合いを自分好みにできる。
・米ぬかを活用できる。
お米は精米したてが一番美味しいです!というのもお米は精米してから時間が経てば経つほど表面が酸化して味を損ねてしまいます。
この問題を解決できるのが家庭用精米器です。少し手間ですが、毎日精米したての新鮮なお米を食べれるので、よりお米を楽しむことができます。
ちなみに私が実際に使っているのは一万円ほどと意外と手軽で、分づき米の他にも胚芽米の他にも古くなったお米の酸化した部分だけを削る「白米みがき」もあり、とても高機能。個人的に最近した買い物の中で、最も買って良かったと思いました。
家庭用精米器については以下の記事で詳しく解説しています。一緒に使うと便利なキッチンツールについても紹介しているので、参考にしてみてください。


まとめ
今回は精米の種類についてご紹介しました。ちなみに、源四郎のお米では以下の精米を取り扱っています。
・玄米
・白米(標準)
・7分精米(7分つき)
・無洗米
ご希望に応じて対応させていただきますので、お気軽にお申しつけ下さい。お米のご注文については、以下より承っております。
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