今月号のこばなし
- 最近のできごと
- 今年のお米について
- お米って安い?お米の値段について解説
最近のできごと
こんにちは、源四郎のお米生産者の高橋です。猛暑もいよいよ落ち着いたと思ったら急に寒くなりましたね。ここ福山新田でも10月下旬にして、もうコタツが必須となってきました。事務所のストーブも連日稼働中です。皆様も寒さ対策は万全にしてお過ごしください。
さて、先日は東京の江戸川区にある江戸川区民祭りへ行ってきました!久しぶりの東京とあって心躍らせながら行ったはいいものの、極細の路地に迷い込んでしまい、車をブロック壁に擦るという手痛い東京遠征となりました。(修理費は2万円ほど…汗)。
そんなことはいいとして、自分は物産展コーナー内の魚沼市ブースで魚沼産の新米や煎餅、加工品を販売しました。お祭り自体もコロナ禍などで5年ぶりの開催ということでしたが、ブランクを感じさせないとても盛況なお祭りとなり、楽しかったです!新米の販売を中心に担当している中で、試食が特に好評で、美味しい!と言って買ってくれる方がたくさんいました。やはり面と向かって感想を聞けるのは嬉しいものです。
一方で魚沼産が不作だというニュースを意外と多くの人が知っていて驚きました。そんなギャップを試食が埋めてくれたのかなと思います。来年も出展のお誘いを頂いたので、行ってこようと思います!是非お近くの方は来年お越しください。
今年のお米について
前ページにも書きましたが、今年の魚沼産コシヒカリは猛暑と水不足の影響で不作と言われています。魚沼市の中でも標高が高く、涼しい福山新田であっても、その影響は少なからずあり一等米の数は少なく出荷したお米の多くは二等米になったという話をたくさん聞きました。
そんな前評判もあり、あまり期待せずに今年のお米を食べてみると、不思議と新米特有の風味と味が濃くとても美味しい!むしろ昨年のお米よりも美味しいくらいでした。
ただ源四郎のお米にも高温の影響で乳芯白と言われる、お米の中心が白くなっていたり、周りの一部が白くなったお米がどうしても含まれてしまっています。その点はご了承ください。あまり前評判が良くなく、敬遠してらっしゃる方も多いかとは思いますが、自分は美味しい!と胸を張って言えます。是非一度、今年のお米の味、お確かめください。
お米って安い?お米の値段について解説
お米の値段って様々ありますよね?10kgで比較しても3,000円〜6,000円。なかには10,000円を超えるものなど色々です。
源四郎のお米も10kgで5,000円と比較的高額な部類のお米になると思います。自分も今まで様々なお米を食べてみましたが、経験上、必ずしも値段と美味しさは相関関係がないように思います。
今回はそんなお米の値段について解説していきます。
源四郎のお米について
源四郎のお米は、魚沼産コシヒカリというブランド米で他のブランドと比較しても最高級と言われる部類です。
JAの買取価格をとっても同じコシヒカリの中でも魚沼産とつくだけで価格が跳ね上がっているところを見ると魚沼産コシヒカリブランドは全国的にも確立しているのがわかります。
ただ魚沼産コシヒカリと言っても全部が全部美味しいというわけではなく、個人的にはお米の美味しさ決めるのは、品種、生産地、生産者の3つの要素で決まるように思います。ここについては、またどこかで記事にしたいです。
源四郎のお米が10kgあたり5,000円と比較的高価な理由としては、魚沼産コシヒカリだからというわけではなく、福山新田という山の中で作っているということに由来します。福山新田の田んぼは山の中にあるのでとにかく一枚一枚が小さく、四角い田んぼが少ない。それだけでなく草刈りの面積も膨大なので、平場の大きな田んぼとは比べ物にならないほど手間がかかります。また日当たりも良くない場所が多く収量が少ないというのも一員です。
ではなぜ、こんなところでお米を作っているのかというと、このデメリットを補うほど第一に美味しいお米が採れることだと思います。水は山から直接注ぐ清水を使うことができ、標高が高いので昼夜の寒暖差もあり美味しいお米ができていると思います。また自分もこの価格でこの味なら、という自負をもって販売しています。
お茶碗一杯のお米の値段
人それぞれであると思いますが、一般的なご飯茶碗に炊き上がったお米を普通盛りでよそうと、おおよそ0.5合分となります。
0.5合は75gなので、源四郎のお米の値段(10kg 5,000円)と照らし合わせると、お茶碗一杯あたり37.5円となります。1日3食食べても120円未満と自販機のジュースより安いです。これを安いと見るか、高いと見るかは人それぞれですが、確実にお腹がいっぱいになるのはご飯の方だと思います。
かくいう自分はというと、嫁さんと一緒に大体一日に5合ほど食べています。なので1日あたり375円ほど。好きなお米をお腹いっぱい食べたい、というのも米農家になった一因です。個人的にはお米は激安食材の一つだと思います。皆さんも、たくさんお米を食べてくれると嬉しいです!
最後に
源四郎のお米は以下の購入ページでご購入いただけます。魚沼の山の中で育ったお米、どうぞお楽しみください。