いつも納得のいくお米が炊けません。美味しいお米の炊き方を教えてください
こんな悩みを解決します。
米農家として「源四郎のお米」を作っている私が生産者目線で以下について解説します。
- 美味しいご飯の炊き方
- ご飯をより楽しむためのワンポイントアドバイス
大抵は問題ないかとは思いますが、今回掲載する炊き方は、私が作っている「源四郎のお米」で試行錯誤した方法です。お米の種類により、若干の違いはあるかと思いますが、その点はご了承ください。美味しい炊き方で、美味しいお米を食べたい!という方は以下リンクより、ご注文いただけます。
ようやく辿り着いた、最も美味しいご飯の炊き方
美味しいご飯に炊くのに必要なもの、それは軟水のミネラルウォーターです。(用意するのが大変、という方は浄水器を通した水でもOKです)
水道水でお米を炊くのは、あまりおすすめしません。水道水には、水を消毒するために使われる「塩素」や「カルキ」が含まれ、お米の風味を邪魔する場合があります。
お米を炊くにはミネラルウォーターか浄水器のお水を用意しましょう。
具体的な手順は以下の通りです。
ミネラルウォーターか浄水器を使用
お米を炊く前の準備
お米を冷やす
まず、実際のお米を炊く工程に入る前にお米を冷蔵庫で一晩寝かせましょう。時間にして6時間ほど。
お米の粒が冷えた状態でお米を研ぐと、お米が傷付かずふっくらと美味しくお米が炊けます。常時、冷蔵庫に入れておいてもOKですが、匂いやお米が乾燥する場合もあるので、密閉容器に入れて保存するのをオススメします。お米の保存方法については、以下記事で詳しく解説しています。
お米を浸水させる
お米を実際に炊く前に、まずは1時間ミネラルウォーターにお米を浸水させます。この時使用する水は「浄水器のお水」でも問題ありません。
参考までに、私が実際に使用している浄水器は以下になります。
多くの方はご存知ないかと思いますが、お米は水を吸収します。お米が最初に触れる水は特に吸水します。
試しに水を張ったお椀に、お米を入れてみて下さい。ポツポツと気泡が浮き出てきたのではないでしょうか。このときお米が水を吸っています。
お米を浸水させる際は、水を先に入れ、その後にお米を入れるようにしましょう。
理由としては、お米を先に入れてしまうと、水がにごるため、にごった水をお米が吸ってしま雨からです。ここではできるだけ綺麗な水をお米に吸収させたいので、水→お米の順がおすすめです。
お米を研ぐ
お米の研ぎ方は、それぞれのご家庭により異なると思います。さほど気をつけることはありませんが、お米を研ぐ際の水は冷たい水を使用しましょう。温かい水を使ってしまうとお米を冷たくした工程が無駄になってしまいます
真冬の時期は手が痛くなるかと思いますので、お米を研ぐための以下のような調理器具を使うのがおすすめです。
お米の炊く
お米を炊く際もミネラルウォーター又は浄水器の水を使ってください。あとは、炊飯器のメモリに合わせて炊くだけです。
浸水は充分行なっているので、炊飯は早炊モードで炊きましょう。お米の粒ダチが良くなります。
お米を蒸らす
最近の炊飯器は蒸らし機能がしっかりしているものも多いですが、念の為蒸らしておくと更に美味しくなります。
お米が炊きあがったら、まず十字に切って、周りから優しくほぐしてあげます。ほぐし終わったら、蓋を閉め、30分程放置します。お米を蒸らすことで、ムラのある水分を均一にすることができます。
以上で、美味しいお米を食べることができます
農家からのワンポイントアドバイス
農家の目線から、気をつけて欲しいポイントをご紹介します。
・1回で食べきれない場合は保温で保存せず、すぐに冷凍保存する
・無洗米は使用しない
順番に解説します。
お米は炊き上がったら冷凍保存する
炊飯器の保温機能は便利ですが、お米の味を損なうので気をつけましょう。目安として炊き上がり後、1時間以内に冷凍することで味が落ちるのを防ぐことができます。
また冷凍する際は、できるだけ早く冷やすことで、より美味しく保存できるので、サランラップで巻くだけでなく、アルミパットに乗せて冷やすのがおすすめです。
アルミパットがなければ、アルミホイルで巻くだけでもOKです。
無洗米は買わない
手間がかからない無洗米ですが、味と栄養素のどちらも格段に落ちます。無洗米はお米の甘い部分も、栄養のある部分も、削ってしまいます。
生産者の意見を押しつけているようで申し訳ないですが、お米を最高の状態で食べてもらいたいので無洗米ではないお米をご購入いただけると嬉しいです。
美味しいお米が食べられる!という思いで、グッと我慢してお米を研いでもらえると嬉しいです。
まとめ
お米の準備
冷蔵庫で6時間冷やしてから炊く。密閉容器で保存推奨。
浸水
ミネラルウォーターか浄水器の水で1時間浸水。
炊き方
冷たい水で研ぎ、早炊モードで炊飯。
蒸らし
炊き上がり後、30分蒸らしほぐす。
保存アドバイス
炊飯後すぐ冷凍。保温や無洗米は避ける。
新しくお米の炊き方を解説した記事を作成しました。こちらの炊き方もとても美味しく炊けるので、ぜひ試してみてください!
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