源四郎のこばなし

2022年4月号 源四郎のこばなし

今月号のこばなし

  • 今月の福山新田
  • 今月の米づくり
  • 源四郎のお米の品種について

※ 紙面でご覧になりたい方はコチラから

今月の福山新田


4月に入り暖かい日も増えてきましたが、いかがお過ごしでしょうか?

4月の福山新田の名物として定着しつつあるのが雪上桜(写真上)。ここでは雪が消える前に桜が見頃を迎えます。豪雪地ならではの、他ではなかなか見られない光景ではないでしょうか?

ラジオやテレビで取り上げられ、普段は人通りもまばらな集落に1日500人ほどの人が来るので、これはこれで春の風物詩になっています。笑

来年、もし見たい!という希望があれば開花時期分かり次第お知らせもできますので、ご連絡いただければご案内させていただきます。

今月の米づくり

今月より、福山新田の米づくりもスタートしました。なので「源四郎のこばなし」でも毎月その月ごとの作業やお米の成長の様子などをお届けできればと思います。

4月の米づくりの内容はハウス建てと、すじまき(お米の種まき)です。

初回は「苗づくり」。農協や苗を作っている農家さんから、苗を買っている方もいますが、源四郎のお米は苗から手作りしています。

ハウス建て


今年は3月になってからも積雪があったのでハウスを建てる時でも雪がたくさんでした。

なので、まずはハウスの周りの雪をどかしたり、籾を炭にしたもの(くん炭)を撒いて雪を溶かします。

去年までは穴が空いたり、伸びたりしたビニールを騙し騙し使っていましたが、今年は新調!苗の成長には、温度管理が欠かせません。しっかりとしたビニールになり温度管理がしやすくなりました。ちなみに苗は25℃前後で育てるのがベストです。

すじまき


ハウスができたら、次はすじまき。

すじまきと言って聞きなれない方も多いと思いますが、お米の種まきです。育苗箱と呼ばれる、箱に土、水、種籾を入れます。

この育苗箱にも浅かったり、深かったりなど色々と種類があって、農家さんの好みで使い分けています。源四郎のお米では、土がたくさん入る深いタイプの育苗箱を使っています。土が多いので、苗の根がしっかりすることから。こちらのタイプを使っています。

すじまきは人手が必要ですが、作業自体は簡単なので参加したい方があれば歓迎します!すじまきに限らず、実際に田んぼを見てみたいという方もいつでも仰ってください。

源四郎のお米の品種について

源四郎のお米は、コシヒカリで作っています。

このコシヒカリにも種類があり、主に「BL」と「従来」に分けられます。スーパーなどで見かける、魚沼産コシヒカリは、ほぼ「BL」となります。

BLとは「Blast resistance Lines」の略でコシヒカリの天敵である「いもち病」の対策や稲が転びにくくなるように作られた品種になります。(実は、昨年の米づくりで半分ほどが、いもち病にやられてしまい、収量が激減したました。いもち病の恐ろしさを身をもって痛感しています。)

一方、従来品種は品種改良を行わず、当時が作られているコシヒカリになります。

BL品種は毎年、いもちに強い品種や、倒伏に強い品種を交配させているので、年々コシヒカリの特徴がぼやけているのでは?と思い、源四郎のお米では従来のコシヒカリを作っています。

ちなみに私が思う、コシヒカリと他のお米との違いは、冷めても美味しい!だと思っています。(⇨おにぎりやお弁当に最適です!)

まとめ

今月の源四郎のこばなしは以上になります。まだまだ米づくり序盤!これから更に忙しくなりそうです。

源四郎のお米は以下よりお買い求めいただけます。ご購入お待ちしています。

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